15歳の天才演歌少女として『袴をはいた渡り鳥』でデビューした島津亜矢。歌手生活の中で生み出し続けた素晴らしい歌の数々を、厳選。30万枚を超えるヒット曲『愛染かつらをもう一度』をはじめ心に沁みる名曲揃いです。

島津亜矢を育てた「火の国」熊本…そんな故郷のことばで、田舎の母の切ない想いを歌う『帰らんちゃよか』は涙なくしては聴けない名曲。どの曲を聴いても、心洗われ、元気が出ます。

映画『無法松の一生』を小気味良い演歌に仕立てた『無法松の一生〜度胸千両入り〜』をはじめ、股旅や任侠の演歌を精選しました。表情豊かな歌声が、セリフ入りの歌で際立ちます。

「歌っていて気持ち良いのは男歌！」という言葉のとおり、聴いている方まで爽快な気分にさせてくれるのが、島津亜矢の男歌。スケールの大きい歌力、そして抜群に張りのある声…聴けば力がみなぎります。

かなわぬ恋を憂い、我が子を想って切なさに涙して、それでも強く、想いを歌に込める…。そんな女歌の光と影を、島津亜矢の繊細な表現力が描き出します。それぞれの歌の艶やかさを色濃く魅せる七変化の歌声。思わず涙が溢れます。

大ヒットした昭和の流行歌、思い出が重なるあの歌謡曲…演歌の世界だけでなく、そんな様々なジャンルの歌も歌いこなしてしまうのが、島津亜矢の実力。永遠の名曲に新たな歌の力が宿り、一層心に染みわたります。

「作らなくても、演じなくても、歌の世界に入り込んでしまえば主人公の気持ちがわかるのです。」主人公の心の機微や、ストーリーの軽快さを巧みに表現する歌とセリフまわしは、天晴れの名人芸です。

様々な波乱の生涯が、それぞれ情感たっぷりに描かれます。『お七』では恋の激情に身をまかせる少女の叫び、『忠治侠客旅』では男・忠治の迫力の啖呵と、次々に色を変える歌声。聴き応え抜群です。

歌謡曲と浪曲が合わさった日本の国芸、歌謡浪曲。歌いこなすのが難しいと言われる大作の数々を、島津亜矢が歌います。リサイタルでも「待ってました！」と掛け声の飛ぶ、腕の見せ所です。

「コンサートは、お客様との距離が縮まる最高の時間。」島津亜矢の実力を育てたのは、ステージでの経験です。想いのこもったトークも含めて、熱いステージの模様をご自宅でお愉しみください。