魅力その3:爆笑!感動!ステージトーク

さだまさしさんの魅力3つ目は、笑いあり、涙ありのステージトークです。さだまさしさんのステージトークは、歌と共にファンが大変楽しみにしている、コンサートには欠かせない必須アイテム。
「さだまさし噺歌集」「さだまさし續噺歌集2」といった、さだまさしさんのステージトーク「のみ」を収録した作品があることからも、その魅力の大きさがうかがえるでしょう。
さだまさしさんのトークは、何よりまず面白い!
落研部員だった経験が活かされているのか、その語り口は大変絶妙で、ぐいぐい話に引き込まれてしまいます。ここでは有名な爆笑話、「エレクトーン“ハイッ”事件」(1996年/7月3日/本渡市民センター(熊本県))(「さだまさし噺歌集」収録)を簡単にご紹介します。

魅力その3:爆笑!感動!ステージトーク さだまさし續噺歌集 ステージトーク大全2 CD全15巻

昔、グレープの頃は、披露宴に呼ばれることなんてありませんでした。だって代表曲が『精霊流し』『無縁坂』『縁切寺』でしょ、まるで嫌がらせに行くようなものですから。
ところが、ソロになってから『秋桜』などのヒット曲が出たおかげで、友達の披露宴で「歌ってくれよ」なんて頼まれるようになりました。でも、歌うとなるとね、ものが食べられないんです。お酒も飲みません。そんな僕を気の毒に思っていた親友が結婚する時、「俺の時ぐらい歌わなくていい。ギター持ってくるな」って言って、僕を披露宴に呼んでくれたんです。
当日、司会者が飛んできて、「新郎には止められているんだけれど、親戚の人が歌ってほしいと言っているから、歌っていただけませんか」と言うんです。「でもギターがなくては歌えない」なんて言っているうちに、エレクトーンに目がいきました。
そこで、エレクトーンのお姉さんが伴奏できるなら、ということで「秋桜」を歌うことになったんです。イントロが終わって、ブレスをするわけです。そしてさあ歌い出そうとした瞬間、エレクトーンのお姉さんが「ハイっ!」って言ったんです。俺に。俺が作った歌なのに!
お姉さん、つい癖が出ちゃったんでしょうね。それまで涙ぐんでいた友だちみんな、指さして笑ってました。これが有名な、エレクトーン“ハイッ”事件でございます。

さらに、さだまさしさんのトークには、面白いだけではなく、思わずホロリとしてしまうエピソードも。ここでは「『償い』と謝罪」(2003年/5月28日/グリーンピア玉川(愛媛県))(「さだまさし噺歌集」収録)のさわりをご紹介します。

昨年、三軒茶屋(東京)の喧嘩殺人の裁判の後に、裁判長が僕の『償い』という歌を持ち出しました。
『償い』っていうのは実話でね、僕の知人がたまたま交通事故被害者の奥さんだったんです。その方のご主人が交通事故で亡くなったんです。で、その加害者が保険にちゃんと入っていなかったのか、一生懸命毎月、毎月、賠償金を仕送りしてくる。で、そのおばあちゃまの「もう分かったから、もういいですって手紙を書いたのよ。それなのに、この人はこうして送ってくるのよね」っていうセリフを聞いた時に、僕はものすごく感激してね、もしも俺が…って思ったんですよ。……(続く)

たくさん笑えて、たくさん泣けて……聞き終わったころには、自然と心に元気がわき出てくるステージトーク。
文章で読んでももちろん魅力的ですが、やはり、ステージで生で見るのが一番です。さだまさしさんの魅力に惹かれ始めた方は、ぜひ一度コンサートに足を運んでみるのがオススメです。

魅力その3:爆笑!感動!ステージトーク さだまさし續噺歌集 ステージトーク大全2 CD全15巻

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魅力その4:唯一無二のコンサート

魅力その4:唯一無二のコンサート さだまさしデビュー40周年記念コンサート -パーフェクトDVDボックス- 百歌繚乱

心にしみる名曲を、素晴らしい歌声と演奏で楽しめるさだまさしさんのコンサート。
ソロコンサートの回数は前人未到の4,000回を超えるなど、精力的な活動を行っています。ここまでに紹介した、音楽、歌詩、トークといった魅力を存分に堪能できる、さだまさしさんのコンサート。
ここでは、特にさだまさしさんの記念となっているコンサートをご紹介します。

さだまさしデビュー10周年記念コンサート

1983年10〜12月にかけて、東京・大阪・名古屋の3都市でそれぞれ8夜ずつ開催された、記念コンサートの原点ともいえるコンサート。8日間すべて違う曲を歌うという画期的なものでした。
「精霊流し」や「雨やどり」「道化師のソネット」といったヒット曲はもちろん、ドレミなどの音と歌詩が同じ「シラミ騒動」といった、普段あまり聴くことができない楽曲まで、盛りだくさんのセットリストでした。
また、第1夜のアンコールには、元グレープの吉田政美さんが登場!観客を盛り上げました。

さだまさし30周年記念コンサート・ツアー『Moon-Bow at the 30th』

“夜に現れる奇跡の虹”をテーマに、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、虹の各色をイメージカラーとした八夜構成で、8つの全く異なる内容のショーとして繰り広げられたコンサート。そこでは、一度として同じ曲が歌われることはなく、全部で149曲もの作品が大切に大切に歌い紡がれました。しかも各夜はすべて違ったバンド構成。さだまさしさんの30年の軌跡が、夜毎に、まるで千夜一夜物語のように一曲ずつ、一夜ずつ、それぞれ個性的な彩りをまとってなぞられました。

さだまさし 3333 in 武道館

2005年9月6、7日に「第一部」「第二部」に分けられて日本武道館で開催された、さだまさしさんのソロ通算3333回目の記念コンサート。
チケットがわずか9分間で売切れてしまった、伝説のコンサートです。「奇跡〜大きな愛のように〜」「人生の贈り物〜他に望むものはない〜」などの名曲が歌われ、「昨日、台風が気になって…寝たのが“3時33分”(笑)」といった爆笑のステージトークも飛び出しました。

さだまさし東大寺コンサート2010

寺社仏閣ではじめて行われたポップス系コンサートとして話題になった、30年前の自身のコンサートを、そして当時の自分自身を、強く意識したコンサートでした。
“30年の間に多くの喜びがあった。同時に僕には僕の苦しみもあった。そんな苦しみから解き放たれやっとここに戻ってきた”。そんな、さだまさしさんの感慨が「まほろば」に、「修二会」に、じんわりトークに、にっこり笑顔に、たっぷりと込められていました。

さだまさしデビュー40周年記念コンサート さだまつり

1973年のグレープのデビューから40周年を迎え、ますますエネルギーに満ち溢れるさだまさしさん。今までも、これからも、だれもやったことがないような2夜完結のコンサート「さだまつり」を開催しました。前夜祭はひたすらトークの「しゃべるDAY」。後夜祭は歌い続ける「うたうDAY」。前夜祭とガラッと雰囲気を変え、さだまさしさんが熱唱します。

さだまさしソロコンサート4000回&4001回記念公演

2013年7月17日・18日の2日間、日本武道館で開催。その内容は、会場で配布・記入されたリクエストカードから、その場で抽選して歌う、というもの。次にどの曲が飛び出すかわからないスリルに、会場のテンションは上がる一方!「こんなにしんどいコンサートは二度とやりません!」とさだまさしさんに言わしめた、貴重な企画となりました。

魅力その4:唯一無二のコンサート さだまさし3333 DVD全2巻(4枚)

魅力その4:唯一無二のコンサート さだまさし東大寺コンサート2010 DVD全3枚

魅力その4:唯一無二のコンサート さだまさし 4000&4001 DVD-BOX

いかがでしたか?
さだまさしさんの魅力を知って、その歌を、トークを聴いてみたい! コンサートに行ってみたい!  と思った方も多いのではないでしょうか。 ここでは家に居ながらにして、さだまさしさんの魅力をたっぷり味わうことのできるラインナップをご紹介します。

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